シカゴの四つ玉

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唐相撲

授業の一環で「唐相撲」という狂言を見た。

この作品は狂言の中でもとてもイレギュラーなもので、一般的な作品とは大きく異なった形で上演される。

一般的な作品は多くても2〜4人までの少人数、また演者は全員和服を着て登場する。

対して唐相撲は20人以上、ほぼ全員がステレオタイプなチャイナ服で登場している。

演者の集まり具合など様々な問題であまりにもやりづらいので興行は10年に一度くらいしかやらないそうである。

私は京都の茂山家という方々の公演を拝見したが、めちゃくちゃ面白かった。

いわゆるフツーの狂言とは違いすぎているので狂言を初めて見ると言う方にはちょっとおすすめしづらいのだが、狂言と同じ名前だが全く違うショーだと考えて鑑賞するととても面白いんだろうな、と思った。

また、子どもが登場して可愛らしい演技を見せてくれるところや、チャイナ服がとてもとても素敵なところも個人的には好きだ。

狂言が好きな人もそうでない人も子どもが好きな人も民族衣装が好きな人もとりあえず全人類に見てほしい。