シカゴの四つ玉

大したことは書いてません オタクが暴れています

CONTE

昨日に引き続きコントの話をしたい。私が最近気になっているコンビはライスさんとおっしゃる方で、東京を中心に活動していらっしゃる。数年前のキングオブコントで優勝なさったので、名前くらいは聞いたことがあるという方もいるだろう。言っても私も彼らのYoutubeチャンネルにアップされたネタしか拝見していないにわかなのであまり大きい声で話ができないが、それでも聞いてほしい。
彼らのコントの一番の魅力は、演技力とネタの緻密さ、登場人物のキャラの濃さだと思う。昨日バカリズムさんのコントの魅力は特徴的な登場人物とそこから垣間見える作者の思想だと言ったのだが、ライスさんの好きなところは各要素の単純な面白さだ。
まず演技力だが、そもそもコントの内容は多岐にわたる。登場人物も老若男女色んな人がいるので、当然色んな人を演じる必要が出てくる。彼らは登場人物ひとりひとりの雰囲気を掴み、的確に仕草や話し方、言葉遣いで視覚と聴覚に訴えてくるのだ。そういった点ではバカリズムさんに通じるものがあるとも感じる。
ネタの緻密さも他の追随を許さないものを感じている。私のお気に入りのネタ「一文字変えてみよう(正確なタイトルは失念申し上げた)」「ママ」などはもう演劇と呼んでも差し支えないだろうと思わされるストーリーの愉快さ、ならびに頭の良さがある。物語が進むにつれパズルのピースがどんどんはまっていくような爽快感を感じることができるコントは、他には知らない。
先ほど述べた様々な登場人物も非常に濃いキャラをしていて、それだけで十分笑える。一見普通の人に見えて衝撃的な設定を隠し持っている人物も多く、ただのコメディでは終わらないようなところも魅力的である。
もっと彼らのネタが見たい。いつか東京でたくさんライスさんのネタを拝見するのが、今の私の野望だ。