スカパラのトリビュートアルバムについて
私はスカパラが結構好きだ。スカパラというのは東京スカパラダイスオーケストラという音楽グループのことだ。
彼らはスカという南米発祥の音楽を演奏したり歌ったりしている。普通のバンドみたいなベースとかギターとかドラムもいるし、吹奏楽のようなトランペットとかトロンボーンもいる。
彼らの曲は南米っぽいノリのいい曲やロック、バラードなど色々ある。バンド演奏と吹奏楽が上手く組み合わさったメロディーは唯一無二である。
そんな彼らが今度、トリビュートアルバムを出す。スカパラの曲を頼んで他人にカバーしてもらうということらしい。
https://tokyoska-rakuen.com/(公式特設サイト)
私は一つだけ、不満がある。私の大好きな曲が収録されていないことが悲しいのだ。
その曲は「めくれたオレンジ」という曲で、
元々スカパラと田島貴男さん共作の曲である。そう考えると、初めからゲストを迎えていたのでトリビュートにはしなかったのかもしれない。
それに、もし私が好きでないアーティストがカバーしていたら、好きな曲を汚されたように思って悲しくなったかもしれない。
カバーにはそのようなリスクが伴う。でも、リスクを回避したという安心よりもトリビュートされない悲しさの方が大きい。
なぜ私は「めくれたオレンジ」がアルバムに入ってなくて悲しいか。理由を述べたい。
単純です。大好きな曲が新たな形で世に出さなくてもいいと判断されたのが辛いんです。
もちろんアルバムの収録曲には限りがあること、カバーをお願いするにはとても大きな労力がかかることはわかっています。
でもアルバムに入っている曲はそういう条件を加味してもやはりカバーされるべきだと判断されたと思うのです。
「めくれたオレンジ」がトリビュート曲に負けたというか、他の曲より魅力がないと思われたのかもという事実がとても胸にきます。
私にできるのは、
スタッフさんもめくれたオレンジを入れたかったけど何らかの事情で断念したか、
オリジナルがあまりにも完璧でカバーの必要がないと思ったのだろう
と信じることだけです。
何言うてんねんと自分でも思っていますが、とりあえずめくれたオレンジ聞いてくださると嬉しいです。